2008-05-07
昨日、「葉山芸術祭」に行きました。どこかに大きな会場があってそこで催し物を見るのかと思ったら、オリエンテーリングのようなものでした。
パンフレットに葉山町じゅうに広がる70箇所以上のアトリエもしくは展示場が載っていて、地図を見ながら見たい場所に自力で行くのです。歩いたり路線バスに乗ったり道に迷ったりしながらその中の7箇所を訪ねました。
開催期間は2週間ですが、昨日は休日で天気がよかったのでパンフを持っている人たちと山道や小道で行き会いました。山の坂道も登ったし、海沿いで潮の香りもかぎました。なかなか見つからない藪の中のアトリエもあれば、地味な民家なので何回も通り過ぎてしまった会場もありました。こんなことなら万歩計を付けて来ればよかったと思いました。おかげで葉山町にかなり詳しくなった気がします。
私が見た展示は、「野生の草の布展」「 樹と遊ぶ人展 」「ポストカード写真展 」「水槽ギャラリー」「アートジュエリー展」「オーガニック・ライフ・クロージング」「ハヤマ・ブルース」です。
「ハヤマ・ブルース」は音楽のブルースではなく、葉山に住んでいるブルースさんというアメリカ人が撮った写真展でした。
どの展示も本物のプロのアーティストの力作ばかり。そして各アトリエや家屋が申し合わせたようにどれもレトロでシンプル、緑が一杯の庭付きでした。
人口3万人の葉山町なのに、これだけたくさんの芸術家がいるとは。このイベントに参加しない他の人も入れれば、芸術家比率は相等に高い地域のようです。それにしてもこのイベント、見せる人が自分の基地にいて、見る人たちが歩きまわるなんて、いろいろな意味でとてもいいアイデアです。
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